2023年末の時点の入管庁の統計では、日本で暮らすブラジル人は21万1千561人で永住者や定住者など割合が多く17人に1人の割合となっています。大半が日系人が占めておりその時代背景について調べてみました。
参照:
出入国在留管理庁-2023年末現在における在留外国人数についてhttps://www.moj.go.jp/isa/publications/press/13_00040.html
日本国に在留する外国人に与えられる在留資格の一種で、法務大臣が特別な理由を考慮し、5年を超えない範囲で一定の在留期間を指定して居住を認める者を指します。
022年末時点で在留資格「定住者」を持つものは206,938人で在留外国人全体の6.7%を占めており、国籍・地域別ではブラジルが70,906人、フィリピン57,591人、中国25,960人となっています。
1888年にブラジル国では黒人奴隷制度を廃止して次の担い手として日本人の受け入れをはじめました。農場を営む経営者から奴隷のような扱いを受け、逃げ出し自作農業をはじめたのを機に移民会社(海外興業株式会社)を立ち上げ自家開拓移民として、日本の大手会社など資金と人材に送り出し大農場を築きあげたのです。また、1932年に日本政府が農村救済策として移住支度金を補助するようになり、移住者が増加したと言われております。
このようにしてブラジルで一攫千金を夢に見た日本人が増え始め農業が盛んになり、日本人にしかできない農作物を作るように主導権を握ったのです。
参照:
日本人移住者のブラジル農業への貢献-南坊 進策氏
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsta1957/1/3/1_3_103/_article/-char/ja/
1985年頃に日系ブラジル人の日本での就労、いわゆる「出稼ぎ」がはじまります。ブラジルの経済低迷に加え極度のインフレにより国民の生活が苦しくなってきたことがあげられます。先進国の国民所得とブラジルとの格差が大きいことから、先進国での短期間の所得が母国では何倍、何十倍も価値があるため、日本政府が1990年に定住者の在留資格を創設後、出稼ぎを迎えたのです。
出稼ぎとして一番多い国はアメリカで33万人、続いて日本で15万人移民一世に続いて二世、三世までが出稼ぎのため日本に激流しています。
参照:
立命館大学 松尾友樹氏
日本における外国人移民の増加 -静岡県浜松市の日系ブラジル人を中心に-
https://00m.in/MTdJl
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